季節がかわって。

 3月のダイヤ改正後、初の撮影となった。ダイ改前まで追いかけていた2459レが実際に牽引機が変更になった事をこの目で確かめるために出かけた。改正から2週間程しか経過していないのに外はすっかり暖かく、季節が変わった。そして2459レもEF641000に変更になった。正面から迫る姿は同じロクヨンだが、スマートさが感じられる。後期型のPFに近い顔立ちだ。EF641000の魅力はスマートさとスカート部の物々しさに魅力を感じる。今後はこの機関車が自分の中で一番撮影したい機関車になると確信した。
 小学校の頃急行佐渡に乗り、越後川口で乗り換えの飯山線を待っていた時、初めてEF641000を見た記憶が今でも残っている。左右非対称な独特なサイドビューは一度見たら忘れないだろう。団臨を牽引して品川駅にたたずむ姿、上野発のブルトレにトレインマークが着くようになり早起きして上野駅で撮影した北陸。EF641000は少年時代から付き合ってきた電気機関車だった。
 そして今日、PF牽引の工臨も撮影したのだが、PFも実に地味な任務遂行のみとなってしまった。過去の勇姿がとても身近なものであったためにそのギャップはとても大きい。先日銀河も廃止されますます活躍の場が狭められたPF。かつての東京機関区を賑わせた姿は二度と戻らないであろう。


2459の先頭に立つEF641011


PFのうしろ姿。とても寂しい気がする。